ニトリグループは、日本最大の家具・インテリア小売企業です。同グループの物流会社であるホームロジスティクスは、大量のコンテナ入荷業務を担っています。ニトリにおけるコンテナ荷降ろし(デバンニング)は、多種多様なサイズや重量の商品を扱うため、非常に複雑かつ過酷な作業です。ホームロジスティクスは、より安定的で安全な入庫フローを実現するため、信頼性の高い自動化ソリューションを求めていました。
2025年6月、ホームロジスティクスはXYZ RoboticsのRockyOneを幸手配送センターに導入しました。その安定した性能が評価され、仙台・名古屋・福岡の地域拠点へも導入を拡大しています。
ホームロジスティクス物流業務改革室長の上野貴史氏は、次のように語っています。
「私たちは長年にわたり、デバンニング作業における人手不足の解消や労働環境の改善に向けた自動化ソリューションを模索してきましたが、なかなか適切なものが見つかりませんでした。今回、ようやくRockyOneに出会うことができました。RockyOneは、品質とコスト効率の優れたバランスを実現しており、まさに私たちが求めていたソリューションです。」
複雑な現場課題への対応
家具・インテリア製品は、大型のカートンや不定形の梱包、異なるSKUの混載など、一定のパターンなく積み込まれて到着することが多いのが特徴です。また、標準的なコンテナから10トントラックまで、さまざまな形態で搬入されます。
RockyOneは3D認識技術によりコンテナ内をスキャンし、個々のカートンをリアルタイムで識別するとともに、アームの動作経路や把持方法を最適化します。幸手配送センターでは、軽量物から最大22.5kgまでのカートンに対応し、1時間あたり650ケース以上の安定した処理能力を実現しています。

より安全な作業環境と安定したオペレーション
これまでのコンテナからの荷降ろし作業は、猛暑や厳寒の環境下で長時間にわたる重労働を伴うものでした。このような環境は、作業員の定着を困難にする大きな要因となっていました。RockyOneによる作業の完全自動化により、こうした過酷な環境の改善を実現しました。現在では、オペレーターはタブレットを用いてシステムを遠隔管理できるため、厳しい環境下のコンテナ内に立ち入る必要はなくなっています。
幸手配送センター長の古井戸將貴氏は、従業員からこの変化が歓迎され、オペレーションも一層安定したと述べています。RockyOneは現場で進化を続けており、そのたびにチームは新たなアップグレードを高く評価しています。

今日もホームロジスティクスの日本全国の拠点では、デバンニングロボットが稼働しており、導入拠点はさらに拡大しています。ニトリグループにおける今回のRockyOneの導入は、日本における今後の荷降ろし(デバンニング)自動化のあるべき姿を示すものです。ケースの種類を問わない安定した処理性能、さまざまな現場への適応力、そして高頻度かつ大規模な物流が求める処理能力に対応した設計となっています。







